本格水冷を始める前に知っておきたい事

本格水冷を始める前に知っておきたい事

本格水冷に必要な水冷パーツを知っておく事はもちろんですが、他に本格水冷を導入する上で知っておきたいことについてご紹介します。

「本格水冷ってお金がかかるらしいけど...」と言った方に向けて費用がどの程度必要になってくるかについて。

また、本格水冷は水冷パーツさえ揃っていれば導入することはできますが、水漏れ事故などに備える必要もあります。

水漏れ事故で大惨事になるのを防ぐための「準備すべきもの」など、 他にも多めに購入すべき水冷パーツや本格水冷の構築方法もご紹介します。

内容については実際に私が初めて本格水冷を導入した経験をもとにお話ししします。

これから本格水冷の導入を検討している方など、参考にして頂ければと思います。

本記事の内容
  1. 本格水冷に必要な費用について
  2. 多めに購入した方がいい水冷パーツ
  3. 水冷パーツ以外に準備するもの
  4. 本格水冷の構築方法について

本格水冷の費用

お金のイメージ画像

本格水冷を始めるには少なくとも5~6万円の費用に必要になります。

これはCPU、またはグラフィックボードのどちらか一つを水冷化する場合の金額です。

補足
5~6万円という費用はあくまでおおよその金額です。
使用するラジエーターの大きさやウォーターブロック(水枕)のメーカーなど、他にも本格水冷セットを購入するかなどによって金額が変わってきます。

CPUとグラフィックボードの2つを冷却するとなると更に金額が高くなります。

理由として、CPUとグラフィックボードの両方のウォーターブロック(水枕)が必要になるからです。因みにグラフィックボードのウォーターブロック(水枕)の方が比較的高価です。

そして、熱源が増えると1つのラジエーターでは冷却不足になる場合もあります。(ラジエーターの大きさにもよります)

そうなってきた場合、冷却不足を補うためにはラジエーターを増設する必要があります。

水冷パーツが増えると、更にフィッティングやチューブも多く必要になるので費用がどんどんかさみます。

CPUとグラフィックボードを水冷化するなら、費用は7~8万円はかかるつもりでいた方が良いでしょう。

多めに購入すべき水冷パーツ

水冷パーツのフィッティングとチューブの画像

本格水冷に必要なフィッティングやチューブは多めに購入しておきましょう。

フィッティングを多めに購入する理由

フィッティングは実際に組んでみた時に足らなくなるのを防ぐためです。

予め本格水冷を導入する構成を考えている方などは、必要なフィッティングの数を把握している場合は大丈夫かもしません。

しかし、本格水冷を実際に導入してみた時に必要になるフィッティングが変わってくる場合もあります。(ストレート・45度・90度のフィッティングなど)

また、フィッティングは後でラジエーターなどを増設する時に必要になるので、多めに購入しておいて損はないと思います。

チューブを多めに購入する理由

チューブは初めて本格水冷を組んだ時にチューブがうまくカットできなかったり、丁度良い長さでカットできなかったりしたからです。

特に初めて本格水冷に挑戦する方の場合、チューブをカットするのに慣れていないから、という理由です。

チューブが多めにないと、ミスをしてしまい足らなくなった場合に作業がストップしてしまいます。

また、多めに購入しておけば緊急時のメンテナンス時にも対応できるので安心です。

他にも、本格水冷パーツを購入できるお店が限られているという理由もあります。

水冷パーツ以外に準備するもの

本格水冷は文字通り冷却水を使用します。

本格水冷を導入し、水が漏れる可能性は決して0%ではありません。

水漏れが起きる可能性があるのは水冷を導入した時やメンテナンス後です。

そんな水漏れが起きた時の対策として、準備すべきものをご紹介します。

注意
今回ご紹介するものは、私自身が個人的に必要不可欠に思っているものであり、人によっては不要な場合もあります。

水漏れ対策用品

レジャーシート

レジャーシートのイメージ画像

シートは冷却水を誤ってこぼしてしまった時や水漏れたした場合、床に水がしみるのを防ぐために使用します。

シートの大きさはそれほど大きなものは必要なく、本格水冷を導入するパソコンの周りにしけるぐらいのものを準備しましょう。

よく外で使用する一人用のレジャーシートぐらいのサイズで十分です。

タオル

タオルのイメージ画像

タオルは主に冷却水の拭き取りに使用します。

万が一水が漏れてしまった時の拭き取るためも兼ねてます。

ご自宅にある、古くなって捨ててしまうようなもので十分です。

本格水冷では冷却水を抜く時などもそうですが、少量ですが水を拭き取る事は必ずあるのでタオルがあると便利です。

キッチンペーパー

キッチンペーパーのイメージ画像

キッチンペーパーは本格水冷の導入後、実際に冷却水の漏れがないか確認するためのリークテストで使用します。

水が漏れる場合、フィッティングとチューブの繋ぎめ部分などから漏れる可能性があります。

水が漏れた時に白いキッチンペーパーに冷却水が付着すれば、すぐに水漏れに気づけるからです。

その他

水漏れ対策以外にも、あったら便利なものをご紹介します。

因みに、全て100円均一のもので十分です。

おけ

おけのイメージ画像

おけは冷却水を抜いてメンテナンスをする時に使用します。

おけではなくバケツでも可能ですが、抜いた冷却水をボトルに入れたりするので、個人的にはおけの方が便利です。

漏斗や水差しボトル

漏斗と水差しボトルのイメージ画像

漏斗はリザーバータンクに冷却水を入れる時に使用し、水差しボトルも同様です。

リザーバータンクをパソコンケース内に設置する方は、冷却水をリザーバータンクへ注水する際に冷却水の入ったボトルが大きいと注水するのが難しくなります。

リザーバータンクへ注水が難しい時に、水差しボトルに冷却水を移してリザーバータンクに注水すると作業が楽になります。

計量カップ

計量カップは薄めて使用する冷却水を作る時に使用します。
ストレート(薄めない)のまま使用できる冷却水の場合、計量カップは不要です。

マドラー

マドラーは計量カップで冷却水を作った時にかき混ぜるために使用します。色の濃いパステルカラーのようなクーラント(冷却水)の場合、よく混ぜた方が色が綺麗に仕上がります。

本格水冷のシステム構築方法

本格水冷の構築方法は自由自在にできますが、大きく分けて2パターンあります。

それぞれ気を付ける事、メリット・デメリットをご紹介します。

ケース内部で構築する

パソコンケースのイメージ画像

まず1つ目は本格水冷システムをケース内部で完結するやり方です。

この方法はケースが各水冷パーツ(主にリザーバータンクやラジエーター)の設置するスペースが必要です。

リザーバータンク

リザーバータンクの画像

リザーバータンクをケース内に設置する場合はリザーバータンクが自立式のもの使用する、他にはクランプを使用してケース内部にネジ止めして設置する事になります。

ラジエーター

ラジエーターの画像

ラジエーターをケース内に設置する場合、ケースの吸気・排気ファンが設置してある部分、またはケースに設けられているラジエーター設置スペースに取り付ける事になります。

また、ラジエーターを設置した際にマザーボードなどと干渉しないかも確認する必要があります。

ラジエーターは薄型と厚型のタイプがあるので、自分がラジエーターを設置したい場所にどちらのタイプが取り付け可能かを確認しましょう。

他にポンプも設置しますが、リザーバーと一体型にできるタイプを選べば比較的場所は取らないと思います。

ケース内部で完結させる場合
ケース内にリザーバータンクやラジエーターの取り付けが可能か、また設置できるスペースがあるかの確認をしましょう。

メリット・デメリット

メリット

・水冷システムがケース内部で完結する

・ケース内をLED装飾などすれば本格水冷が映える

デメリット

・使用しているケースによって本格水冷の組み方に制約がでてくる

・水冷パーツの設置でケース内のエアフローが低下してしまう

ケース外も使用して構築する

水冷パーツをパソコンケース外に設置した画像
リザーバータンク、ポンプ、ラジエーターを外へ設置した例

ケース外も利用して構築する場合、ケース内の設置スペースを気にしなくて済みます。

主に外部に置くのはスペースを多く取るラジエーターになると思います。

因みにラジエーターをケース外に設置すると、こんなメリットがあります。

ラジエーターをケース外に設置するメリット
  • CPUやグラフィックボードの熱をケース内にばらまかずに済む
  • ケース外の新鮮な空気でラジエーターを冷やせる
  • 水冷システム構築後に行うエア抜きがやりやすい
  • ラジエーターのサイズを自由に選べる(大型な480mmラジエーターなど)
  • ラジエーターの掃除がしやすい
  • しかし、ケースの外側にも水冷パーツを設置することになるので、パソコンの設置スペースは多く取る事になります。

    他にも、ケースの外側へ設置するためチューブを多く使用するなどの問題もあります。

    メリット・デメリット

    メリット

    ・水冷パーツの設置が自由

    ・内部完結させないことで、ケース内エアフローに影響がない

    デメリット

    ・パソコンの設置スペースを多く取る

    ・ケース外に設置するパーツに対してチューブなど多く使用する

    まとめ

    まとめ
  • 本格水冷を始めるには5~6万円の費用がかかる
  • フィッティングやチューブは多めの購入がオススメ
  • 水漏れ対策用品などは必ず準備する
  • ケース内・外のどちらで組むかによって水冷パーツの選定が変わってくる
  • 本格水冷の一番の問題は費用とメンテナンスにかかる手間だと思います。

    実際に5~6万円のお金があればハイエンドのパーツが一つ買えてしまいます。

    費用を出しても構わないから、冷却のいいものを!という方は是非本格水冷に挑戦してください。

    きっと、水冷の沼にどっぷりハマること間違いなしです!(笑

    因みに、本格水冷パーツや水漏れ対策用品などは、すべてものが準備できてから作業することをオススメします。

    本格水冷を検討されている方へ、参考になれば幸いです(^^)/

    他にもパソコン関係の記事を紹介しています。

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