【自作パソコン】低予算で高品質なパソコン作り!~組み立て編~

【自作パソコン】低予算で高品質なパソコン作り!~組み立て編~

低予算で高品質なパソコン作り!の組み立て編になります。

自作パソコンをどのような手順で組み立てていくかについて、解説していきます。

自作パソコンをされた事のない方、これから自作パソコンを検討されてる方など参考にして頂ければと思います。

本記事の内容
  1. マザーボードにCPUやメモリーの取り付け方を解説
  2. ケースへのマザーボードや電源の組み込み解説
  3. その他コネクタ類の解説

マザーボードへの取り付け

CPUの取り付け

まずはマザーボードにCPUを取り付けていきます。

こちらの画像がCPUソケットになります。

CPUソケットの画像
メモ
<Intel CPU>
CPUのピンがマザーボード側にあるので取り付け時にピン折れしやすい
<AMD CPU>
CPUのピンがCPU側にあり、取り付け時にピン折れしずらい

CPUロックバー

まずはCPUソケットのバーをロックを解除します。

バーが上にある状態がロックが解除状態で、CPUを取り付けられる状態です。

CPUソケットの画像

CPUをソケットへ取り付け

続いてCPUをソケットに載せます。ここは一番慎重にやる作業なので呼吸を整えて行いましょう。

画像の印がついている部分をCPUと向きを合わせCPUをそっと載せましょう。

これはCPUを置く向きを間違えないためにつけてある印です。

マザーボードへCPUの取り付け画像

ロックバーでCPUを固定

そして、最初に解除したCPUのバーをおろしてロックします。

これでCPUをマザーボードに取り付ける作業は完了です。

マザーボードへCPUの取り付け画像

CPUのクーラーを取り付け

使用するCPUクーラー

こちらが今回使用するCPUのリテールファン(標準でCPUに付属しているファン)になります。

CPUクーラーの画像

CPUクーラーの裏面です。

このリテールファンには、CPUグリスが元々塗布されているのでグリスを別途塗る必要はありません。

CPUクーラーの画像

マウンターの取り外し

CPUクーラーを取り付ける前に画像の印が付いているマウンターをドライバーで外します。

このマウンターはAMD CPUのRyzen7シリーズに付属しているWraith PRISM、Wraith MAXやAthlonシリーズに付属している更に小さいCPUクーラーを取り付けるためのものなので、今回は使用しません。

マザーボードに付属しているCPUクーラー用マウンタの解説画像

CPUクーラーをネジ止め

外し終わったらCPUクーラーをCPUの上に載せ、4か所のネジをしめていきます。

この時ネジ締めは対角線上に少しずつ締めていくと良いです。

どこか1か所を一気に締めてしまうと、逆側が浮いてしまいネジが締められなくなってしまうからです。

CPUクーラーの取り付け画像

CPUクーラーのコネクタ接続

CPUクーラーの取り付けが完了したら、CPUクーラーのファンケーブルをマザーボードのコネクターピンに取り付けます。

CPUクーラーのコネクターケーブルの画像

今回のマザーボードではCPUの斜め右上にコネクタピンがありますのでここに取り付けます。

ファンケーブルが少し長さがある場合、CPUクーラーのファンに当たらないように束ねておきましょう。

マザーボードのファンコネクタの画像

メモリーの取り付け

メモリースロット

こちらがメモリーのスロットになります。

メモリースロットの画像

メモリーをデュアルチャンネルに

今回はメモリーを2枚使用します。

今回のマザーボードはメモリーをデュアルチャンネルにするには1番左のスロットと左から3番目のスロットにメモリーを取り付ける必要があります。

デュアルチャンネルとは
メモリーを2枚使用して、メモリーの処理を高速化する技術です。

メモリーを付けるメモリースロットついてはマザーボードによってつける場所が異なるので、マザーボードのマニュアルで確認してください。

メモリースロットの画像

メモリーをメモリースロットへ取り付け

メモリーを取り付けるにはメモリースロットに付いているラッチを外側に倒します。

今回のマザーボードは片方側だけにラッチがあるタイプです。

マザーボードによっては両方についているものもあります。

メモリースロットのラッチ画像

ラッチを倒したら実際にメモリを取り付けます。

メモリーの真ん中のくぼみと、メモリースロットの区切りが合わさるようにして取り付けます。

メモリーの取り付け画像

合わせたらメモリーの両端を強く押し込みます。

画像では撮影のため片手でやっていますが、ここは両手の親指を使ってしっかり押し込むとすんなりメモリーが取り付けられます。

メモリーが取りつくと「カチッ」と音がするのでしっかり押し込みましょう。

メモリーの取り付け画像

メモリーが取りつくとメモリーとラッチが固定されます。

メモリーの取り付け画像

これでCPUとメモリーの取り付けは完了です。

マザーボードへCPUとメモリを取り付けた画像

パーツを取り付ける順番

CPUとメモリーを取り付ける順番は、使用するCPUクーラーによって変わってきます。

CPUクーラーが大型のものだとCPUクーラーがメモリー側にはみ出てメモリーが下に隠れることもあり、その場合はメモリーを先に付けます。

マザーボードの保護スポンジ

今回使用しているASRockのマザーボードはご丁寧にマザーボードの保護用スポンジとマザーボードが結束バンドでとめてあります。

ケースに組み込む前に結束バンドを切断し、保護用スポンジとマザーボードを分離させておきます。

ASRockマザーボードが結束バンドで固定されているの画像

ケースへ組み込み

I/Oパネルの取り付け

続いてマザーボードをケースに組み込んでいきます。

まずはI/Oパネルをケース背面に取り付けます。

このパネルはマザーボードに付属で付いています。

I/Oパネルの画像

I/Oパネルはケースの内側から取り付けます

パネルの向きに気を付けて取り付けましょう、向きを間違えるとマザーボードが取り付けられません。

注意
I/Oパネルのフレーム外周部分で手を切りやすいです。取り扱う時は慎重に行ってください。
I/Oパネルをパソコンケースに取り付けた画像

スペーサーの取り付け

ケースに付属で付いているスペーサーを取り付けていきます。

このスペーサーはケースにマザーボードを取り付けるために必要なのと、ケースとマザーボード裏面の接触を避けるために使用します。

スペーサーの画像

今回は8つスペーサーを取り付けました。

このスペーサーを取り付ける位置はマザーボード規格の大きさによって異なるため、マザーボードをケース内に入れてネジ止めする穴の位置を確認してから取り付けます。

取り付けネジの準備

次にマザーボードを固定するネジを準備します。

パソコンケースに付属しているネジで、マザーボードを固定するにはインチネジを使用します。

ネジ山が細かいミリネジはHDD、SSDや光学ドライブなどを固定するのに使用します。

ミリねじとインチねじの画像

次に準備したインチネジにワッシャーを取り付けます。

ねじにワッシャーを取り付けた画像

ネジの準備ができたら、マザーボードをスペーサーの上にのせて各所をネジ止めしていきます。

これでマザーボードの取り付けは完了です。

マザーボードのねじ穴についての解説画像

電源の取り付け

次に電源を取り付けていきます。

パソコンケースの電源設置箇所についての画像

電源を設置する向き(上下)

今回のケースは電源が下置きのタイプになります。

ケースによっては電源を上に付けるタイプもあります。

ケースの底がメッシュになっている場合は電源のファンが下向きでも可能です。

今回使用するケースは底面から空気を吸気できないタイプなので、電源ファンが上側になるように設置します。

電源の設置向きについての解説画像

電源のネジ止め

電源が設置できたら外側から電源をケースにネジ止めしていきます。

電源を止めるネジは電源のパッケージ内に付属しています。

ネジ止めが完了したら電源の取り付けは完了です。

パソコンケースに電源を取り付ける画像

電源コネクタの接続

CPUコネクタ

次に電源からCPUに電気を供給するためのコネクタを取り付けます。

電源から出ている4ピン+4ピンのEPS12Vと書かれているコネクタを取り付けます。

マザーボードに接続するCPUコネクタの画像

CPUコネクタを画像印部分に接続します。

マザーボードにCPUコネクタを接続する箇所についての画像

今回使用しているケースは自作パソコンで主流のミドルタワーケースです。

ミドルタワーケースの場合、配線を綺麗にするために裏に通すと4ピン+4ピンのEPS12Vコネクタの長さが若干足りません。

延長コネクタを使用すると余裕をもって接続できます。

マザーボード側が4ピンのコネクタしかない場合は半分の4ピンのみ接続すれば大丈夫です。(4ピンの場合はATX12Vコネクタ)

メモ
4ピン+4ピンのEPS12Vの方が新しいコネクタ規格で多くの電気を供給でき、よりCPUを安定して動作させる事を目的としてたコネクタです。
注意
CPUコネクタとグラフィックボード用のPCI-Expressコネクタが似ているので間違えないようにしましょう。

マザーボードコネクタ

次にマザーボードの24ピンコネクタを接続します。

マザーボードへ24ピンコネクタを接続する画像

その他

ケース前面のフロントパネルコネクタ類

フロントパネルコネクタ

電源スイッチ、HDD・SSDアクセスランプ、リセットスイッチのコネクタを接続します。

このコネクタ類はマザーボードによって接続する場所が異なるので、マザーボードのマニュアルを確認して接続してください。

フロントパネルコネクター類の画像
フロントパネルコネクター類の接続画像

因みに、接続する際にコネクタに印がついている方が+側となります。

フロントパネルコネクターの注意画像

USBポートのコネクタ

前面用USBポートのコネクタも接続します。

USBポートコネクタの画像
USBポートコネクタの画像

S-ATAコネクタ

2.5インチSSDやHDD、光学ドライブに使用するS-ATAコネクタを接続します。

こちらがマザーボード側のS-ATAポートです。

S-ATAポートの画像

こちらがS-ATAケーブルになります。

このケーブルをマザーボード側のポートとSSDやHDD、光学ドライブ側に接続します。

S-ATAケーブルの画像

各種ドライブへの電源ケーブル

SSDやHDDなどに電源供給するために電源から電源ケーブルを接続します。

必要な分だけ増設して接続する形になります。

電源コネクタの接続箇所についての画像
メモ
使用するドライブがnvme M.2 SSDのみの場合、この作業は不要です。

まとめ

至らぬ点もございますが、自作パソコンの組み立て方についてのご紹介でした。

一度組み方を覚えてしまえば、あとでパーツ交換する時なども簡単にできるようになると思います。

自作パソコンの参考になれば幸いです(^^)/

組み立てに使用したパーツの選定などについてはこちらをご覧ください。

【自作パソコン】低予算で高品質なパソコン作り!(予算6万円)

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