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予算6万円で自作パソコンを作る場合、どの程度スペックのパソコンが作れるのか?についてご紹介します。
自作パソコンの場合、1つ1つのパーツ類でも安いものから高いものがそれぞれあります。
今回低予算で高品質な自作パソコンを実現するために、各パーツの選定理由も交えて解説します。
また、今回作る自作パソコンの使用用途や依頼者からのリクエスト内容などもあわせてご紹介します。
これから低予算で高品質な自作パソコンを作ろうとしている方へ、参考にして頂ければと思います。
- 予算6万円でスペックアップする構成の紹介
- パーツの選定理由について解説
- 完成後のスペック内容の紹介
予算6万円で自作PCのスペックアップ
使用用途
リクエスト内容
今までに使用していたパソコンパーツ類はCPUがCore 2 Duo E8400という10年前に組んだ構成になります。
メンテナンスは定期的にしていましたが、よく壊れずに今まで使えてたなと感じています。(笑
スペック詳細
パーツ | 型番 | 値段 |
CPU | AMD Ryzen3 3200G 3.6Ghz (4コア/4スレッド) | 12,544円 |
メモリ | CFD Crucial W4U2400CM-4G (DDR4-2400 4GBx2) | 5,030円 |
マザーボード | ASRock B450M Steel Legend (MicroATX) | 8,078円 |
SSD | SAMSUNG 860EVO 500GB (S-ATA3) | 8,061円 |
電源 | Seasonic FOCUS SSR-450FM (450W 80PLUS GOLD) | 9,264円 |
OS | Windows10 Home パッケージ版 | 15,680円 |
合計 | 58,657円 |
各パーツの選定理由
CPU
AMD Ryzen3 3200G
CPUはAMD Ryzenシリーズの中ではローエンド(低価格・低性能)にあたるRyzen3 3200Gを選びました。
ネットサーフィンや動画鑑賞程度の使用なら必要十分です。
コア数もローエンドCPUながら4コア/4スレッドありますので、2コアのCPUよりも処理に余裕をもたせた形になります。
また、このCPUには内臓グラフィックスが搭載されており、別途グラフィックボードを準備する必要がありません。
YoutubeやNETFLIX程度の映像処理は楽々こなせる内臓グラフィック性能があります。
CPUについてはこちらの記事で解説してますのでご覧ください。

メモリ
CFD Micron W4U2400CM-4G (DDR4-2400 4GBx2)
メモリはCFDが販売しているMicronチップDRAMが搭載されているメモリを選びました。
今回組むパソコンはソフトをたくさん起動するようなマルチタスク処理はしないのでメモリは8GBあれば十分と判断しました。
CPUがRyzen3 3200Gの場合、メモリはDDR4-2666ものを選ぶのがセオリーかと思います。
しかし、今回は予算の範囲内で組む事も考慮し、メモリは1ランク下のDDR4-2400のもので少し値段を抑えた形になります。
また、このメモリは永久保証付きなので、長く安心して使用できる点も選んだポイントです。
私はメモリを選ぶならMicron、SK Hynix、Samsungのメモリチップが採用されているものが良いと思います。
どのチップもメモリのDRAMチップを製造している代表的な会社で品質が高いです。
マザーボード
ASRock B450M Steel Legend (MicroATX)
マザーボードはASRockのB450M Steel LegendというMicroATXのマザーボードを選びました。
マザーボードを選んだ理由として、リクエストがあった「長期間使用できるもの」という理由からです。
B450M Steel LegendにはCPU周辺の電源フェーズ設計がサーバー向けの高耐久モデルと同様の設計に作られています。
サーバー向けのものは、長期間の安定動作が必須になります。
長期間の使用ができるのではないかと期待を込めて、B450M Steel Legendを選びました。
また、今後スペックアップする際の事も考慮しています。
メモリスロットが4つ、M.2 SSDソケットが2つ(1つはS-ATA接続)があるので拡張性があります。
他にも将来的に使用するであろうUSB3.1 Gen2のType-AとType-Cポートもあるので必要十分です。
個人的に他にもASRockのマザーボードをいくつか使用していますが、目立った不具合など特にありません。そういった理由からASRock製品を信頼して選んだ経緯もあります。
あと、見た目も洗練され綺麗な部分も選んだポイントになります(笑
SSD
SAMSUNG 860EVO 500GB
SSDにはSAMSUNGの860EVO 500GBでS-ATA規格のものを選びました。
SSDを選ぶ際に、nvme M.2 SSDかS-ATAにするか一番悩みました。
nvme M.2 SSDは高速ですが、S-ATAモデルに比べると容量単価が倍近く高くなってしまいます。
nvme M.2 SSD (960evo plus) 容量250GBの場合では、8000円~9000円前後ですが、S-ATAモデルの場合では同じ値段で容量500GBモデルが購入できます。(2019年9月現在)
今回は重い処理をするソフトウェアは使用しないのと、データ保存するための容量を確保することを考慮してS-ATAのSSDを選びました。
また、このSSDはTBW(総書込容量)が300TBに保証期間が5年間あるのも選んだポイントになります。
SSDの種類や記録方式などについてはこちらの記事で解説してご覧ください。

電源
Seasonic FOCUSシリーズ 450W
電源はSeasonicの450W電源で80 PLUS GOLDのものを選びました。
グラフィックボードを使用しない構成なら電力はたくさん使用しないので450Wで十分と判断しました。
Seasonicの電源を選んだ理由は、日本製のコンデンサ類を使用しており製品品質が高く安心して使用できると思ったからです。
また、この電源は7年間の新品交換保証が付いるため長く使用できる事も選んだ
ポイントになります。
私のメインマシンにもSeasonicの電源を3年以上使用しておりますが、電源の出力が弱くなったり電源がコイル泣きするようなことは一切ありません。
OS(オペレーティングシステム)
Windows10 Home パッケージ版
OSはWindows10のパッケージ版を購入しました。
DSP版( Delivery Service Partner version )もありますが、パッケージ版とそこまで価格差がありません。
後々何かトラブルがあった時にライセンス認証がしやすいパッケージ版を選びました。
完成後のスペック
パーツ | 型番 |
CPU | AMD Ryzen3 3200G 3.6Ghz (4コア/4スレッド) |
メモリ | CFD Crucial W4U2400CM-4G (DDR4-2400 4GBx2) |
マザーボード | ASRock B450M Steel Legend (MicroATX) |
SSD | SAMSUNG 860EVO 500GB (S-ATA3) |
HDD | Western Digital 3TB+HITACHI 1TB |
電源 | Seasonic FOCUS SSR-450FM (450W 80PLUS GOLD) |
ケース |
Antec Nine Hundred (ATXケース)
|
光学ドライブ | Pioneer DVDマルチドライブ |
OS | Windows10 Home |
まとめ
今回は長く使用する事を前提にパーツの選定をしたので、どのパーツにしても
信頼できるメーカーのものを選んだ形になります。
もっと安く済ますことはできますが、製品保証期間が短いものや品質が低い製品
を選んでしまうと壊れて途中でパーツを買い直さないといけなくなります。
壊れてしまうタイミングは運もありますが、出来るだけ壊れる可能性が低い高品質のものを使って後々のトラブルを防ごうという試みです。
といった形で組んでからしばらく構成をいじらず安定して使えるパソコンに仕上げました。
Windows7のサポート期間が2020年1月14日に終了してしまいます。
Windows7のマシンを使用されてる方は早めの移行をオススメします。
(ギリギリになるとWindows10の値段が上がるかも…?)
2019年10月から消費税が8%から10%になるため、増税前にパーツを揃えました('ω')
自作パソコンの構成づくりについて、参考になれば幸いです(^^)/
他にも自作パソコン関係の記事を紹介しています。
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