【自作パソコン】SSDの規格や速度について、初心者向けの解説

こんにちは、いたたくです(^^)/

今回は自作パソコンで使用するSSDについてご紹介します。

本記事の内容
  1. SSDとはどんなものか、種類や規格についての紹介
  2. ベンチマークソフト(計測ソフト)を使用したSSDの速度比較
  3. おすすめSSDの紹介

SSDとは?

SSDはSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略で
NANDフラッシュメモリを利用した記憶装置のことです。

HDD(ハードディスクドライブ)は磁気ディスクをモーターで回転させて磁気ヘッドを移動させて読み書き込みを行います。


SSDはNANDフラッシュメモリにアクセスして読み書きを行うため、
HDDと違いモーターを使用していないので動作音が一切しません。

スマホやタブレッドで言う所の、動画や写真を保存するのに使用する容量にあたる部分です。

SSDの種類

今回は主流で販売されてるものをご紹介します。

※PCI Express用のものなどは省略します。

2.5インチSSD (S-ATA)

見た目がHDDより少し小さい2.5インチサイズのSSDです。

このSSDはS-ATA(シリアルエーティーエー)という規格で接続するものになります。

マザーボードとSSDをS-ATAケーブルを使用して接続します。

電源ケーブルもSSD側に挿す必要があります。

nvme M.2 SSD

こちらは基板型で2.5インチSSDよりも更に小さいSSDです。

nmve M.2 SSDは2.5インチSSDよりも更に高速化を実現したSSDです。

マザーボードにあるPCI Expressという規格を利用して接続するものになります。

マザーボードの専用スロットに挿して使用します。

2.5インチSSDと違い、マザーボードに直接挿して使用するため、ケーブルは不要です。

また、読み書き速度が高速なものは基板のチップがかなり発熱します。

マザーボードにセットで専用のヒートシンクがあればそれを装着させる形になります。

無ければ自分で専用のヒートシンクを取りましょう。

※元からヒートシンクが搭載されているものもあります。

発熱問題に関してはサーマルスロットリングが発生し、読み書き速度に制限がかかってしまうからです。

サーマルスロットリングとは
あらかじめ定められた温度に達した時、使用している機器の熱暴走を防ぐために動作を抑制して温度を低下させる技術の事です。

速度比較

これは実際に私が持っているHDDやSSDを使用し、ベンチマークソフトで速度計測をした結果画像をもとに紹介します。

HDD

3TBのHDDで計測した速度結果です。速度は 単一 ファイルの読み込み書き込みは共に毎秒180~170MB(メガバイト)前後でています。

HDDのベンチマーク測定画像

2.5インチSSD (S-ATA)

2.5インチSSDはHDDと比べて倍異常の速度が出ます。SSDにもよりますが単一ファイルの読み書き速度は概ね毎秒500MB(メガバイト)前後でます。

nvme M.2 SSD

nvme M.2 SSDは2.5インチSSDよりも更に早いです。単一ファイルの読み書きは毎秒GB(ギガバイト)単位で速度がでます。(1000MB=1GB)

記録方式の違い

SSDに使用されているNANDフラッシュメモリには、記録方式がいくつか存在します。

SSDのスペック表にMLC NANDTLC NANDQLC NANDなどと表記が書かれていると思います。

記録方式の違い
MLC>TLC>QLC順で耐久性が高くなります。

MLCが耐久性が高く高価QLCが耐久性が低く安価となります。

TBW

SSDのスペック情報にあるTBWはTotal Byte Writtenの略で、 SSDへの総書き込み容量を表します。

また、保証を受ける場合にTBWはメーカーの保証適用してくれる範囲の書き込み容量という意味もあります。

TBWの保証例
「保証:300TBW」と記載されていた場合、300TB(テラバイト)以内の総書き込み容量なら保証が適用される形になります。

まとめ

PCゲームをたくさんインストールする方、動画編集をサクサク行いたい方などは1TB以上のSSDがオススメです。

2.5インチのオススメSSD

2.5インチ内蔵型【PlayStation4 動作確認済】5年保証 正規代理店保証品 MZ-76E1T0B/EC
内蔵2.5インチ 7mm MX500 (9.5mmアダプター付) 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 CT1000MX500SSD1/JP

PCゲームに関しては高画質化が進んでおり、1つのタイトルでかなりの容量を使用します。(多いものだと100GBぐらい)

HDDに比べて、ゲームの読み込み速度がとても速くなるので是非導入しましょう。

動画編集に関しては私が実際に使用しており、HDDよりも動画の素材ファイル読み込みが快適に行え、カット編集などの作業もサクサク行えるのでオススメです。

SSDを選ぶチェックポイントとして、TBWと製品保証期間を確認しましょう。

TBWが多いもの、保証期間が長い製品はメーカー側が自信を持って販売している商品だからです。

記録方式の違いに関しては、今はTLCのものが主流にあり、耐久性もあるのでTLCタイプのもので大丈夫だと思います。

逆にMLCのものは販売数が少なくなりつつあると思います....

あとは2.5インチSSDを選ぶか、nvme M.2 SSDのどちらかを選ぶかですが、
私はOSを入れるシステムドライブを nvme M.2 SSDに、データ用に2.5インチSSDを使用してます。

実際にどちらをシステムドライブに使用しても、一般的な使用であれば体感的にはそこまで大きな差はありません。

変わるとしたら容量の大きい4K撮影したファイルなどをパソコンに取り込んだり編集するようなシュチエーションです。

お金に余裕があればnvme M.2 SSDコストパフォーマンス重視ならば2.5インチSSDを選択するのが良いと思います。

オススメのnvme M.2 SSD

M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 5年保証 正規代理店保証品 MZ-V7S500B/EC

ここ数年でだいぶSSDの容量単価が安くなってきており、あまり容量が必要ない方はSSDだけで運用する方が増えてきています。

SSD選びの参考になれば幸いです(^^)/

自作パソコンを知らない方へ、自作パソコンとはどんなものか解説しています。
よろしければ参考にしてください。

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