
FiiO μBTR Bluetoothレシーバーのレビューをご紹介します。
Bluetoothレシーバーの一番のポイントは有線イヤホンをBluetoothイヤホンにできることです。
今流行りのBluetoothイヤホンは全体的に高価なもの(1万円~)が多く販売されています。
現在使用しているイヤホンをそのままBluetooth化できるので、高価なBluetoothイヤホンを購入せずに、Bluetoothイヤホンを体験できます。
また、Bluetoothレシーバーはスマホやタブレットだけではなく、Bluetooth機能のないカーステレオなどにもAUX(音声入力端子)を使用することでBluetoothを導入することもできます。
Bluetoothイヤホンの購入を検討されている方など、参考にして頂ければと思います。
- FiiO μBTRの特徴や操作方法について
- FiiO μBTRのBluetooth電波感度の検証について
- FiiO μBTRの使用イメージの紹介
目次
FiiO μBTR Bluetoothレシーバーの特徴
仕様
重さ | 13g |
Bluetooth規格 | Bluetooth 4.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、aptX、AAC |
イヤホン端子 | 3.5mmステレオジャック |
マイク | 通話用マイク搭載 |
バッテリー稼働時間 | 8~9時間 |
バッテリー充電時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C |
外観





サイズ比較

付属品

操作方法

音量調整
ボリュームボタンは+とーで音量の調整が可能になっています。
また、FiiO μBTRの音量調整はスマホの音量設定などとは別の設定になります。
ボリュームボタンを操作してもスマホ側の音量設定は変わらず、FiiO μBTR自体の音量だけ調整できる仕組みになっています。
スマホなどのボリュームを一定のままで音量調整できるので、とても便利です。
曲送り、曲戻し
ボリュームボタンの+とーを2秒間長押しすると、曲送りと曲戻しの操作ができます。
曲送り、曲戻しに関しては、スマホ、オーディオプレイヤー、MacBookの全てで可能でした。
また、YouTubeの再生リストで次の動画へ変える曲送りも可能でした。
音質

有線との違い
まずは、有線イヤホンで聴いた時とFiiO μBTRでBluetooth化したイヤホンで聴いた率直な感想からです。
有線イヤホンよりも中音域が少しこもっており、低音域が少し強くなっている印象です。
例えるのが難しいですが、私個人の感想としては有線イヤホンが100点とした場合に、FiiO μBTRでBluetoothイヤホン化した音質は90点~80点ぐらいです。
Bluetoothイヤホン化することで若干の音質劣化はありますが、寧ろイヤホンを無線化できる事を考慮すれば仕方がないと思います。
充電しながら使用可能

FiiO μBTRは充電しながらでも使用可能です。
バッテリーが空っぽの状態から100%の満充電まで約1時間で充電できます。
バッテリーが少なくなると、イヤホン内に音声でバッテリー警告メッセージが流れるようになっています。
警告メッセージが流れた後は、おおよそ30分ほど使用することができました。
また、バッテリー残量が残りわずかになると、本体に搭載されているアクセスランプが青から赤の点灯に変わるようになっています。
外出時のバッテリー問題
Bluetoothイヤホンの場合は、専用の充電ケースが付属しており、使用していない時は専用ケースに入れてBluetoothイヤホンを充電することができます。
しかし、FiiO μBTRはBluetoothレシーバーのため充電するためには充電するためのコンセント、またはモバイルバッテリーが必要になります。
ペアリング接続数
FiiO μBTRはBluetoothで2つまで機器を接続設定可能です。
1つのデバイスの場合、あらかじめ登録していた機器の電源が入っていれば、FiiO μBTRの電源を入れるだけで即時接続が完了します。
FiiO μBTR Bluetooth電波感度
家の部屋内

部屋の中での使用した場合、Bluetoothの電波干渉はまったくありません。
スマホ、タブレット、MacBook、オーディオプレイヤーで全て音飛びの問題はありませんでした。
建物内での移動

2階建ての一軒家で使用した場合の検証結果になります。
家の1階から2階へ移動しても特に電波が弱ることはほとんどありません。
次にスマホを1階または2階に設置し、1階の端の部屋から2階の端の部屋で受信テストした場合、FiiO μBTRで1度だけですが音飛びがありました。
Bluetoothレシーバー(イヤホン)をしながら、スマホなどからそこまで離れるということはあまりないと思いますが、参考までにご紹介しました。
私の使用感として、家の中であれば音飛びはほとんどないという結果です。
電車での使用

電車に乗車中は、音飛びはほとんどありませんでした。
電車が走行中でも、電波が不安定にならず使用することができます。
しかし、一度に数百人単位が乗り降りするような大型な駅の場合、下車したホームや改札口付近ではBluetooth電波が不安定になりました。
電車内では問題ありませんが、人が極端に多い駅や改札などでは電波が不安定になります。
人混みでの使用

建物内のお店であれば、人混みでも音飛びは特にありませんでした。
しかし、人通りの多い道路を歩く場合、電波が少し不安定になる部分がありました。
屋外で大勢の人が行きかう信号の横断歩道や、Bluetoothイヤホンをしている人とすれ違う時など、Bluetoothの電波が不安定になりました。
カーステレオでの使用

車のカーステレオにAUX(音声入力端子)を使用して、スマホの音楽をBluetooth接続して再生した結果になります。
運転中に音楽の音飛びは一切ありませんでした。
高速道路などの電波が多く行きかう場所では未検証ですが、普通に車を街乗りするぐらいであれば、音飛びなどなく十分に使用できます。
電波距離

屋外で使用した場合の結果ですが、まずスマホとFiiO μBTRがどこまでの距離まで受信できるかについてです。
残念ながら、外ではスマホとFiiO μBTRの受信距離は4~5mが限界です。
4mを超えたあたりで、かなりBluetooth電波が不安定になり、5m以上離れてしまうと完全に受信できなくなります。
屋内の場合は家などの外壁が厚く、電波が建物内に留りやすくなるので、比較的移動しても電波が不安定になるようなことはありません。
しかし、屋外の場合は電波が留まられず拡散してしまうため、少し離れてただけで電波がかなり悪くなってしまいます。
Bluetooth感度のまとめ
◎→良好 〇→普通 △→いまいち
FiiO μBTR Bluetooth感度 | |
家の部屋 | ◎ |
家内の移動 | ◎ |
お店の中 | ◎ |
屋外 | 〇 |
屋外(人混み) | △ |
電車内 | ◎ |
駅のホームや改札(人混み) | △ |
車のカーステレオ | ◎ |
FiiO μBTRの使用イメージ

FiiO μBTRのクリップを利用して、衣類のえりもとなどに固定するような感じで使用します。他にも胸ポケットなどでもよいと思います。
ケーブルの長い有線イヤホンを使用している方は、イヤホンをまとめるクリップを使用するとケーブルをまとめられ、スッキリさせる事ができます。
バッテリー確認方法について

FiiO μBTRのバッテリーの%は、スマホやタブレットとペアリングしている場合に確認できます。
オーディオプレイヤー(ウォークマンなど)やMacBookなどで使用する場合にはバッテリー残量の%は確認できません。
バッテリーが確認できないもので使用する場合、本体のアクセスランプ(残量残りわずかで赤く点灯)、またはバッテリー残量警告メッセージで確認するしかありません。
FiiO μBTRはスマホやタブレットでの使用を想定されているので、ちょっと残念なポイントではあります。
まとめ
じっくり音楽を聴きたい場合、 音質面では有線イヤホンで聴いた方が快適です。
しかし、何かをしながら作業BGMとしてイヤホンを着用する場合や、画面から遠く離れた端末に対してイヤホンを使用する動画鑑賞などにはFiiOのBluetoothレシーバーは最適です。
イヤホンケーブルがあると、どうしても姿勢を変えたりするタイミングでケーブルが邪魔になる事がありますが、Bluetoothレシーバーを使用することでケーブルのわずらわしさから解放されます。
私が実際に使用した感じだと、バッテリーは概ね8~9時間は使用できます。
1日に1~2時間の使用であれば、3~4日おきに充電すれば大丈夫かと思います。
また、Bluetoothレシーバーは現在使用しているイヤホンを活用できる所が最大のポイントです。他にも「一度、Bluetoothのイヤホンを体験してみたい」未体験の方にもオススメできる商品だと思います。
FiiO μBTRは現行のBluetooth5.0ではなく、旧規格のBluetooth4.1であるため最新機種に劣る部分はあるものの、 値段が3,000円ちょっとで購入でき、有線イヤホンに迫る音質が出せることを考えれば、コストパフォーマンスは抜群だと思います。
皆さんも、ご自分の有線イヤホンをBluetoothイヤホン化してみませんか(^^)/
Bluetoothレシーバーを検討さてる方へ、参考になれば幸いです。
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